シリーズ続編
久しぶりに「死神の精度」を読み返しました。
この熱があるうちに、続編も読んでおきたいと思い「死神の浮力」も読了。
ネタバレありになってしまうため、まだ読んでいない方で楽しみにしている方はご了承ください。
前作とのギャップ
前作「死神の精度」は6つの短編で構成されていて、それぞれが異なる舞台やシチュエーションを楽しむことができました。
それに対し、死神の浮力は同程度の文量の一長編です。
加えて、娘を殺された夫婦が男への復讐を画策する。という状況が終盤まで続くため、読み終えるまで手が止まりがちになりました。
短編の量で収まっていれば終盤の盛り上がりで「良かった」と思えたかもしれませんが、作中の夫婦と同じように徒労を感じてしまいました。
印象に残った点
死生観がテーマであることに変わりは無く、死神である千葉は「死についてどう思う?」と監視対象の山野辺へと尋ねます。
尋ねられた山野辺が思い起こすのは父親のことでした。
父親は息子の発言をきっかけに、死を恐怖し日々を摘む(楽しむ)ようになったと死に際に残したのです。
いつ死ぬか分からないのであれば、やりたいことをやる。
やりたいこと、楽しめることを見つけて継続することは理想ですが、実際は難しいですよね。
それを実現して亡くなった山野辺の父親には、尊敬の念を抱きました。
まとめ
想像していたものとは違いましたが、続編の内容を知れて良かったです。
次は最新作の「さよならジャバウォック」を読むか、マリアビートルが原作の「ブレット・トレイン」を観たいと思います。
今日はこのへんでおしまい。閲覧ありがとうございました。